中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート

一級建築士による中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポートです。

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート :兵庫県西宮市 Part4-2

アネストのスタッフの高原です。
中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)(現場:兵庫県西宮市)の現場レポートの続編です。

続いて室内へ、お邪魔します。

建具のチェックからですが、ガラス戸、網戸、全て開閉してチェックします。
リビングでは田中さん、床を踏みしめながら歩き回ってチェックしています。
歩くことで分かるチェックですが、
どうやら変わった音はしていないようですね。



流しでは、水を流し、シンク下から水が漏れていないかチェックします。
蛇口では、以前水が漏れていたらしいので「直してもらった」との事ですが、
どうやら漏れていたところをコーキングしただけのようです。



「こんな水止めじゃダメ」
田中さんは怒ったような呆れたような、そんな口調でした。
ちゃんと補修した方が良さそうですね。

流しの戸棚の上には・・・カキ氷器がありました。

「どうぞお使い下さい」という事でしょうかね。笑
換気扇、問題は無いですが・・・掃除が必要です。
油でギトギトでした。

換気扇はどうしても油で汚れてしまいますからねぇ。
うちもギトギトです。そろそろ大掃除の時期なんで、皆さんもお掃除頑張りましょうねっ。
タイルの部分でも、コーキングが劣化している箇所がありました。

コーキング自体は安いらしいです。でも、手間賃が高いのでしょうね。
補修した方が良さそうです。

では続いて和室へ。
和室のふすまには、驚かされてしまいました。
ふすまといえば普通は和紙ですが、ここではレースが貼られていたんです。



なんてオシャレなんでしょう。凄く可愛かったです。

そんな私にはお構いなしに、田中さんはどんどん調査を進めていきます。
畳をめくってますね~。



どうやら畳の下に収納庫があるようです。



なんとも広い収納庫。いいですね~。



カビなどは無く、とても綺麗な状態です。
しかし、床下でも場所によっては湿気るところもあるので、衣類などを収納するときは気をつけて下さい、との田中さんのアドバイスです。

続いて洗面所へ。
田中さん、ティッシュを取り出しました。
鼻水は出ていないようですが・・・。

あぁ、換気扇に当ててちゃんと空気を吸い込んでいるか確かめていたんですね。失礼しました。
大丈夫。ちゃんと吸っているようです。



お風呂では、排水口にはゴミがいっぱいで、壁はグラグラでした。
お客様はリフォームを考えていらっしゃるようで、お風呂もやりかえるそうです。
ではその時に綺麗にしてもらいましょう。

また、このおうちの給湯器にはエコジョーズが付いています。

これは結構いいお値段がするものなので、このまま使えるといいですね。

☆ここでワンポイントアドバイス☆

最近よく耳にするようになった「エコポイント」。
リフォームするときにも、エコにかかるリフォームをするとエコポイントが付くこともあるそうです。
「住宅版エコポイント」といいます。
来年の1月~12月までの着工が条件となっています。
他にも様々な条件があるので、それをクリアしなければもらえませんが、
エコにしてポイントまでゲットできたら、環境にもお財布にも嬉しいですよね。

では2階へ参りま~す。
お客様から、「ピアノを置きたいのですが大丈夫ですか?」との質問。
アップライトのピアノなら200キログラム強、大人約3人分です。
大人が部屋に3人いても大丈夫なので、ピアノを置かれても問題ないですよ、と田中さん。
ピアノの下に固めの床を敷くと、へこんだりする心配もないそうです。

また、このお部屋にはエアコンの穴が無かったのですが、もしエアコンを付けるときは気をつけて、と田中さん。
図面を確認しながら、窓側の壁なら大丈夫ですが、こっちの壁は斜めの木材(筋交い)で補強しているから、との事。
なるほど。目には見えなくても図面から読み取れるんですね。




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