中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート

一級建築士による中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポートです。

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート :兵庫県西宮市 Part4-3

アネストのスタッフの高原です。
中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)(現場:兵庫県西宮市)の現場レポートの続編です。

2階を見終わって玄関へ。

扉を勢いよく開けると・・・ライトにゴンッ!
と当たってしまうので気をつけましょう。
とはいっても、小さいお子さんがいらっしゃるので戸当たりを付けた方が良さそうですね。



では、準備していた脚立を持ち込み、いよいよ屋根裏に突入いたします!
屋根裏って聞くとわくわくするのは私だけでしょうか。
普段お目にかかれない場所ですからね。
私もしっかり勉強させてもらいたいと思います。

2階のリビングにある屋根裏への入り口は、田中さんがギリギリ入れるくらいの大きさでした。



真っ暗です。
何も見えません。
田中さんは懐中電灯を使って黙々と調査しています。



さすが慣れていらっしゃいますね~。
私も屋根裏の様子を見ようと思うのですが、屋根裏は真っ暗で危険な為、脚立からシャッターを押すことしか出来ませんでした。
(写真では、フラッシュのおかげで電気が付いてるかのごとく明るく撮れてますが、実際には真っ暗です)

屋根裏からお帰りなさい、田中さん。
どうやら、下部の断熱材はきちんと敷かれ、雨漏りの心配も無いようです。

しかしボルトは、ちゃんと締まっている部分もあるのですが、3箇所程緩んでいるところがあったようです。
レンチで締めるか大工さんに来てもらうか・・・
いや、屋根裏は本当に真っ暗で危険だと実感したのでプロの方に来てもらって直してもらった方がいいと思います。

続いては床下へ。
ほぉ。台所の床をめくると収納庫が。



こういう所に梅干やへそくりなんかを隠しておくんでしょうね。笑
さらにその収納庫を取り外すと床下が見えてきます。
いよいよ、もぐっていくわけですねっ。



ところが。
「束(つか)」が。
(束とは、短い柱みたいなものです)
束と基礎の位置関係が問題でもぐり込めませんっ!



床下への侵入は不可でしたが、上半身を入れての調査を行いました。



「う~ん、基礎の上には木があるはずだが・・・無い」
あるべきものが無いと言われるとビックリしますが、今回のケースに関しては、特に問題があるわけではないようです。

このおうちは、キッチンとリビングが同じ空間になっています。
もしかしたら、キッチンとリビングを分ける壁を付けるはずだったのかもしれないですね。

シロアリの問題は無さそうです。
蟻道も無し、木くずも無しです。

このおうちは、築13年ということでしたが、特に大きな問題もなく、安心して住めるおうちです。
何年住んでいたかではなく、どうやって住んでいたか、がおうちの寿命を長くも短くも出来ると思います。
大切な家族を守ってくれるおうちを、大切にしてあげてくださいね。

最後に今回ご依頼頂いたお客様と田中さんの写真を撮らせて頂きました。
偶然にもお客様は私と同い年でして、お子様もうちの子と同い年だったりして、なんだか急に親近感が・・・。

これから引越しやら、クリスマスやら正月やら・・・と多忙になりますね。
どうか体調など崩されませんよう、これからも益々のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

田中さんはこの日、奥様とルミナリエへ行かれるそうです。
いいですね。
私も久々に主人とルミナリエへ行ってみたくなりました。

それでは、ご協力いただいたお客様、調査してくださいました田中さん、レポートを最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。



最後に、お客様と田中さんと一緒に撮った写真です。

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