新築一戸建て住宅診断(建売の診断)の現場レポート

新築一戸建て住宅診断(建売の診断)の現場レポートです。
「一戸建ての通信簿」は「新築一戸建て住宅診断」に名称変更しております。

一戸建ての通信簿の現場レポート : 大阪 Part2-2

アネストのスタッフです。前回の一戸建ての通信簿(住宅診断・大阪府)の現場レポートの続きです。

さぁ、2時間目です!これからは実際に建物を見てまわってチェックしていきます。

小雨模様だったので、本降りにならないうちに

「先に、外回りのチェックに行きましょう!」

ということで、一同、外に出ました。


【境界のポイント】



敷地の境界を確認することも、とっても重要ですよね。
今回のお宅はそのポイントがきちんと確認できましたよ。


【擁壁】

傾斜地に建てられた物件です。擁壁はかなり高いものでした。

多田さん「長期にわたりですが、敷地内の土が沈下していって、建物に傾きが起こる可能性がありますね」

多田さん「基礎はベタ基礎ですから、防湿という面では優れています」

とのお話し。



多田さん「この穴は水抜きですよ。適度なところにあいています」

ちゃんと水を抜いてくれないと敷地に水がたまってしまいますもんね。


【基礎・外壁】

1時間目にでてきた45分耐火の実物拝見です。
施工状態も良好で問題はないとのことですよ。
床下の換気の為、パッキンの状態などもチェックします。



↓上の写真の中央にグレーの横に走る細い帯状を下からとるとこうなっています。皆さんは下から見たことありますか?こんな風でしたよ。



正しく施工されていて、問題なしのことです。

外回りを確認してきましたが、雨は授業の妨げをせず、おとなしく降るのをやめてくれていましたよ(^―^) どうもです!

さて、これから家の中に入り、各部分を調査していきます(2時間目は続く)。

【リビング】

サッシのチェックをしていた多田さんは営業の人に(最初からほとんどの時間同席されていました)

「このお宅は網戸は後付けなんでしょうか?」

ほんとうです。このお宅、よく見ると網戸がまだありません。

営業マン「はい、入居前にすべてとりつけます」

多田さん「そうですか」

ところが、この営業マンの発言にはちょっと誤りがあったのです。
調査終了間際にお客様に対して、

営業マン(おずおずと。。。)「○○様、先ほどの網戸についてなのですが...」

ご主人「何でしょう?」

営業マン「大変申し訳ありません。網戸はすべてオプションでございました

ご主人「...あ...そうですか...」

私「えΣ(゜ロ゜;)!?」 (←なぜか私の方が声もリアクションも大きい)



一戸建てですから、マンションと違い窓はたくさんあります。台所のサッシ1枚以外は全ての窓にまだ網戸はなく、これら全てがオプションだとのことです。

お客様は今までその説明をうけていなかったので、予算に組み入れてなかったとのお話しでした。誰でも予算内に収めたいと思っていますよね。網戸もこれだけの枚数になると、結構な金額になるでしょう。

このことは、購入前にわかってよかったと思います。

【洗面所】

洗面所の鍵の施錠が適切にできるか?

各ドアの鍵がついているものについては、その施錠が正しくできるかをチェックします。

私が以前同行した現場では、鍵があってもかからないというものがありましたが、今回のこの項目のチェックは、できないというより、

「鍵がない」

のです。

多田さん曰く、

洗面室は脱衣室を兼ねているので、基本的にはカギは必要だと考えるのが一般的でしょう。鍵をつけてもらうよう売主に交渉してみてくださいね」

とのことです。



又、洗面所にあった分電盤を確認していたところ、

多田さん「容量が少し足りないように思いますね」

とのこと。

多田さん「オール電化ですので、もう少し容量があった方がいいですねぇ」

あ、そうです!このお宅はオール電化でした!

ご主人「後から増やすことってできましたよね?」

多田さん「工事が必要ですけど、アンペアの変更はできますよ」

電気の容量のことまで考えないといけないとは。

.........〆(..)メモメモ

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