内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

大阪府吹田市での一級建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :大阪府吹田市 Part8-3

アネストのスタッフの稲久保です。
内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポートの続編です。

続いて、室内調査開始です。
今回の物件は3階建ての建物です。1階部分から調査開始です。



まずは、1階の和室から調査をしていきます。

水平器を使用して床、壁に傾きがないか確認をしていきますが、
このときに水平器の見方をお客様に説明をしながら一緒に確認をして頂きます。
1つの部屋で床も壁も数箇所測定を行いますが、その結果、傾きに問題はありませんでした。



入り口の扉の上の部分は、確認しにくい部分ですがここも鏡を使用してチェックします。
入り口の扉、障子、窓、雨戸、押入れの扉の動作確認をしていきます。
扉は何度か開閉し、鍵も何度か施錠、開錠を繰り返して確認をしていきます。問題なしです。
シャッター式の雨戸の使い方についても丁寧に教えて下さいました。

「細かい傷や汚れについては指摘しませんので、気になるところがあれば言って下さいね。」

と、清水さん。さらにその後、こう続けます。
「このキズは気になりますか?気になるようでしたら指摘します。」

和室の障子のサッシ部分に、(ちょうど目の高さくらいのところ)少し傷があります。
ご主人様は「言われると気になりますね~。」
奥様は「生活しているとつきそうな傷だし、気にならないわ。」

傷や汚れは人それぞれ感じ方が違います。
清水さんは、「目の高さにある傷ですので、気になる人は気になると思います。」
お客様に確認をして気になるようであれば、指摘箇所として補修を求めます。
今回は、指摘箇所としては入れませんでした。

障子といえば、「最近のマンションの障子は木で出来ていないんですね。」
清水さん「これは、アルミに木の模様を貼っているんですよ。」



続いて、畳をあげます。

「畳を一枚上げて良いですか?キリで上げるので少し穴が開きますがよろしいですか?」

お客様に了承を得てから畳を1枚上げます。
すると、そこから床下の点検口が出てきました。

「図面を見てこの場所に点検口がある事がわかっていたので、この畳を上げました。
後、畳の位置はかえないようにして下さい。納まらなくなる可能性があります。」との事です。

しかし、この点検口・・・狭いです!!
私は、横にも縦にも決して大きい方ではないですが、この入り口では私でも入れるかな?
というくらいの狭さです(^^;)



点検口から床下を覗いて確認をします。

「問題となるひび割れなどは無く大丈夫でしょう。光が見えているところは通気口です。
 通気口から空気が入り、床下の換気も大丈夫でしょう。」

なるほど、光が入っている部分が通気口という事ですね。光が入っているって事は、
きちんと通気口があるって事ですね。

業者さんには、点検口の入り口が狭いので、広くして頂けるか確認を致しました。
検討されるとの回答でした。

続いて、1階の廊下、玄関、トイレと確認をしていきます。

全て水平器を用いて傾きをチェックしていきます。扉は開閉をして、鍵もきちんと施錠出来るか確認します。トイレについては、実際に水を流して確認をしていきます。

このトイレは、人が入ると自動で電気が付く仕様のようです。
奥様にお伺いすると、お子様が小さいので、1人でトイレに行くのを恐がる為、
自動で電気が付くようにしたとの事でした。かわいらしいですね(^^)

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