中古マンション建物調査の現場レポート

一級建築士による中古マンションの建物調査の現場レポートの現場レポートです。

中古マンション購入サポートパックの現場レポート :兵庫県西宮市 Part4-5

アネストのスタッフです。
中古マンション建物調査のレポートの続編です。

続いて共用部分の調査です。

中古マンション建物調査では、共用部分は広範囲にわたる為、一部に限定したサンプル調査を実施しています。
エントランスやエレベーターホール、廊下などの一部を確認します。

駐車場に移動します。

角野さん
「大雨の日など、駐車場の排水はどうなっているか確認された方が良いですよ。」とアドバイスをします。

続いてトランクルーム部分です。
このマンションは、1部屋1部屋にトランクルームがあります。
中を確認して、特に大きな問題はありませんでしたが、外の部分のコンクリートの劣化状態が激しいです。



これは、コンクリートの中には鉄筋があります。
その鉄筋が錆びる事で、鉄筋が膨張してコンクリートが割れてしまっているとの事です。

続いて、竣工図書の確認です。
この竣工図書のチェックで、遮音性や断熱性などがわかります。
管理人室に向かい、竣工図書をお借りします。

マンションの共有スペースに応接室がありまして、そこで閲覧して下さいとの事でした。
廊下を掃除している方がいらっしゃいました。(ワックスを掛けていらっしゃいます。)
管理が行き届いていますね(^^)



竣工図書は8冊ありました。
私は、今回始めてマンションの竣工図書を見ました。

角野さんは、竣工図書を確認して遮音性や、断熱材がどこに入っているか、
床・天井の構造などを確認していきます。

また、専有部分のリフォームをする際に、構造上、撤去できる壁かどうかも
この竣工図書を確認したらわかります。
建物の性能につきましては、遮音性、断熱性、可変性は、現在の新築マンションと
比べれば劣りますが、築年数同等のレベルですとの事でした。

これで、本日の調査は終了です。

今回の調査結果を元に、ご購入されるかどうかはお客様の判断となります。
水周りの改修については、管理組合の決議と関係しますが、
改修工事の有無によって、お客様自身の購入後のリフォーム内容や時期、さらに予算も異なるので、
そのあたりも考慮して購入の判断に役立てて下さい。

それでは最後になりましたが、突然のレポートを快く引き受けて下さいましたお客様、
有難うございました。

担当して頂きました角野さん有難うございます。お疲れ様でした。

そして最後まで読んで下さいました皆様、有難うございました。

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