中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート

一級建築士による中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポートです。

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート :京都府木津川市 Part6-4

アネストの稲久保です。中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポートの続きです。

<2階 ベランダ>

ベランダの調査

ベランダも水平器を用いて勾配を確認します。
ベランダ部分には水が流れるように適切な勾配が必要です。問題なしです。

しかし、排水口(ドレイン)周りにコケがたくさんあります。
水はけに不具合があるとの事です。水がはけるように改善をされる事をお勧めします。

また、見えにくい部分は写真のように鏡を使用して確認します。

ベランダの壁に細いヒビがあります。
これは、ヘアークラックと言いますが、現時点で構造上の問題となるクラックではないとの事です。

しかし、このまま放置しておくと、雨水が入るなどして、この部分だけでなく他の部分にも問題が出てくる可能性もあります。
放置しておくと構造上問題となる可能性があるので、早期の改善をお奨め致しますとの事です。

<2階 洋室2>

床や壁を水平器で確認をします。脚立に上がって雨漏り跡が無いか確認します。

クロスのひび割れ

壁クロスにひび割れがあります。

私「丹波さん、これもさっきベランダにあったヒビと同じように構造上の問題ではないヒビですか?」

丹波さん「これは下地にも影響していると思われます。」

水平器でヒビのある壁側に床が傾いていないか、他の箇所にヒビが無いかなどをチェックします。
傾いていて、何らかの負荷が掛かり、ヒビが入ったとも考えられるからとの事です。

丹波さん
「床は傾いているなどの問題はないので欠陥とまでは言えませんが、このヒビに関しては
 壁紙を張り替える際に下地の調整もされる事をお勧めします。」

<2階 洋室3>

この部屋も水平器を用いて、壁、床の傾きを確認します。
窓や扉、収納の動作確認をしていきます。

屋根の調査

窓から、屋根が確認出来ます。
アネストの建物調査では、屋根に登ってまでの調査はしませんが、
ベランダや窓から目視で確認出来る部分は確認をします。

丹波さん「あの端の部分が浮いているのがわかるかな?」

私「そう言われれば!反対側と比較しても違います。」

丹波さん
「恐らく何らかの負荷が掛かったと思われます。放っておくと瓦が落下する恐れや、
 雨漏りに繋がる可能性がございます。早急な改善をお奨め致します。」

なるほど!私は窓の外を見ていても気付きませんでした(^^;)

視点が違うのかなぁ・・・などと考えていると、
丹波さんは収納の上に上がって収納の上の板を外して屋根裏を確認しています。
断熱材や雨漏り跡が無いかなどを確認しています。

今回は、落ちると危険なので・・・(^^;)
私は下から見上げて見守っています。

私「丹波さん、何か問題ありますか?」

丹波さん
「構造材や金物、断熱材等に、大きな問題は見受けられません。
 しかし、木部のヤニが多く確認出来ます。既に乾燥しているので、問題は無いと思われます。
 また、漏水と思われる痕跡があります。工事中の痕跡か大雨時の痕跡かはわかりませんが、
 各室の天井には漏水の痕跡は見受けられません。」

との事です。

これで、室内調査は終了です!

続いて外周りを確認していきます。

外壁のヘアークラック

外壁や基礎の状態を調査していきます。
ベランダ部分と同様に外壁にヘアークラックがあります。

丹波さん「放っておくと雨水の浸入などに繋がりますので、改善をお奨め致します。」
との事です。

汚水枡の調査

また、汚水配管や枡の一部分が、植物の根などで詰まりかけています。
改善処理をお奨め致します。

お客様「これは自分でできますか?」

丹波さん
「木の根などで詰まっていますので、ご自身でされるのは大変と思いますので、
 業者に依頼される事をお勧めします。」

これで、本日の中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)は終了です。

今回は契約後の建物調査ですので、今回の指摘箇所については
お住まいになるにあたり改善をされる事をお勧めします。

今回の建物調査は、約3時間ほどで終了致しました。

最後になりましたが、突然のレポートを快く引き受けて下さいましたお客様、
有難うございました。

担当して頂きました丹波さん有難うございます。お疲れ様でした。
また、最後まで読んで下さいました皆様ありがとうございました。

京都府木津川市の中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)はこちら