新築一戸建て住宅診断(建売の診断)の現場レポート

新築一戸建て住宅診断(建売の診断)の現場レポートです。
「一戸建ての通信簿」は「新築一戸建て住宅診断」に名称変更しております。

一戸建ての通信簿の現場レポート : 滋賀県 Part3-4

アネストスタッフの徳永です。一戸建ての通信簿Bコース(建物診断・住宅診断)(現場:滋賀県大津市)の現場レポートの続編です。

まず、玄関では写真の様にハンマーを擦らせて、タイルの浮きから確認です。



ハンマーを擦らせるとカリカリカリカリッと小さな音が鳴るのですが、この音の変化でタイルの浮きが確認出来るとのことです。

「タイルの浮きは無いですね。でもタイル割れがあるので、補修してもらいましょう」

玄関ポーチの部分は、お客様をお迎えする『家の顔』ですので、綺麗にしていたいですよね。

次に下水や汚水マスの確認をし、建物を外観から見ていきます。

「営業さん、軒天ボードはどこの会社のものですか?」

「え?ちょっとわかりませんね・・・」

「先日ニチアス製軒天建材の耐火材偽装問題がありました。メーカーをちゃんと確認しておいて下さい。もしニチアス製のものであれば無償取替えを行っている業者も多くありますので、対応について施工会社に確認して下さい」

丹波さんの言葉に、営業さんは慎重に頷いていました。

その他には土地の境界部分が杭のみだったり、プレートがあっても表記が曖昧だったりしましたので、契約前にきっちりと明示して頂くように丹波さんから指摘が入りました。



これでは裏にあるお宅との境界がわかりません。

「境界はこのままなんですがねぇ・・・」と言う営業さん。

それに対し、丹波さんは「土地も建物と一緒に売買するのですから、曖昧ではいけませんよ。今後この物件をお客様が購入されて、その後に売買される際にも境界の明示は必要です」と営業さんに伝えていました。

お客様も頷きながらメモを取ってらっしゃいました。

ここで調査は終了となり、本日のまとめと総評を丹波さんからお客様へ口頭にてお伝えしていました。

「今回の物件は、構造上については床下や屋根裏、その他浴室点検口などから確認出来る範囲では、特に問題となる箇所などはございませんでした。但し、建物の施工状態ですね。特に2階になると見苦しくなっている部分や壁のふくらみなどがありましたので、こちらの点はこの後契約に進まれるのであれば、きちんとした補修や原因の追究を契約条件にされることをお勧め致します。その他は土地の境界ですね。営業さんはあのままだと仰っていましたけれども、やはりきちんと明示して頂くことも契約条件にされたほうが良いです」

「わかりました。交渉材料にしてみます。専門の方にこうして見てもらえて良かったです」

お客様が丹波さんの言葉に深く頷き、本日の調査は終了、ありがたい事にお客様に再び最寄駅まで送って頂きました。

今回の調査に同行させて頂いて感じたのは、買主と売主は本来対等であるのだということです。

どうしても不動産売買では買い手の一般ユーザーが、知識のある営業マンや売主側の言いなりになってしまったり、公平な取引になりづらかったりしていると思います。

また、売り手側の言うことが本当であるかわからないというのは、買い手側にとっては大きな不安要素の1つではないでしょうか。

大金(それこそ一生に何度もというわけにはいかない大金です)を支払って買うものですので、交渉してより良い条件で買おうというのは、買い手として当然の権利だと思います。

契約の交渉材料になる事柄も多くあるのです。交渉した条件などがきちんと契約書に記載してあれば、1つの安心材料にもなりますよね。

購入前によく物件のことを把握し、契約する。

今回も非常に勉強になりました。

同行させて頂いたお客様、丹波さん。長時間の調査でしたが、大変お疲れ様でした。
有難うございます。

※余談ですが、調査の際に奥様が出産を控えてらっしゃったのでおなかが大きかったのですが、調査にとても積極的だったのには驚きました。無事に元気な赤ちゃんが誕生することを祈っております!

※丹波さんの床下もぐりルックは、仲々機能的でした。大き目の雨カッパに長めの作業ズボンで床下にするする~っと潜ってらっしゃいました。お疲れ様です・・・!




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