新築一戸建て住宅診断(建売の診断)の現場レポート

新築一戸建て住宅診断(建売の診断)の現場レポートです。
「一戸建ての通信簿」は「新築一戸建て住宅診断」に名称変更しております。

一戸建ての通信簿の現場レポート : 滋賀県 Part3-3

アネストスタッフの徳永です。一戸建ての通信簿Bコース(建物診断・住宅診断)(現場:滋賀県大津市)の現場レポートの続編です。

さて、リビング・ダイニングの後は1階のトイレを確認し、洗面所とバスルームをチェックしました。

洗面所に入って床を小幅で歩き、状態をチェックした後にキッチンと同じように水の流れや排水具合を確認して、シンク下の扉を開けて配水管部分のチェックです。

「これが水受けです。キッチンでは付いてませんでしたが、こちらには付いていますね」

丹波さんがお客様と営業さんに、四角の白いトレーを見せていました。

「このタイプの設備の場合は、この四角いトレーが正解です。キッチンのはシャワーホース型なので、水受けはバスケットタイプのものが付くはずです。同じように水が溜まりますので、たまには点検して下さい」

そして丹波さんはシンク下の扉を何度か開閉して、「ここには、涙目(なみだめ:戸当たりのこと。涙型の為、こう呼ばれるそうです)が必要ですね。このままだと扉の取っ手が入り口の壁にバタンと当たります」と営業さんに伝えていました。

洗面所では他に、お客様が発見した洗面台の裏と壁との隙間をきちんと設置して頂くように指摘したり、洗濯機用の排水ホースを確認したり、バスルームの扉の上に取り付けられているブレーカーの点検とお客様への説明がありました。



ブレーカーも50アンペアで標準的な容量があり、回路も予備が2つあり、充分確保されているとのことでした。電気関係に限らず、設備の説明は非常に有り難いです。

そしてバスルームに入って排水や水の流れのチェックを行った後に、浴室点検口から見える部分で構造部分の確認が行われました。

「後で小屋裏や床下に潜るのでもっと詳しくわかりますが、ここから見える部分では金物や壁の筋交いの一部、梁や配線もきちんと施工されています。2階の床の下地や断熱材も見えましたが、いずれも問題無いようですね」

お客様にも脚立に上って点検口を見て頂いた後、丹波さんがそうお伝えしていました。丹波さんのその言葉に、再度お客様と営業さんが「良かった~」と安堵されていました。

「ただ、仕様にもよりますが、お風呂の湿気が他のところへ漏れないようにシートを敷いているところもあります。ここは点検口のふたがゴム加工されているので大丈夫だとは思いますが、そういう仕様もあるということも覚えておいて下さいね」

その後、2階へ向かいました。

2階には居室が4つあり、ロフトが付いているお部屋があったり、小屋裏へ上がることが出来るお部屋があったりして、ロフト好きの私としてはとても羨ましかったのですが、2階の居室は、色々と指摘が多かったように思います。いずれもお客様と丹波さんが見つけた指摘箇所ですが・・・。

まず、一部屋に並んで2つあるクローゼットの上部とその縁部分ですが、斜めに隙間が空いていました。

次にロフト奥の壁のクロスが大きく破れており、また石膏ボードの残骸が置き去りになっていました。他に、サッシと窓枠に斜めに隙間が空いている部屋がありました。





その他、窓の傍の壁が膨らんでいるところが2部屋ありました。



少しわかり辛いかと思われますが、上記は壁にカメラを当てて、天井に向けて撮影したものです。木部の波打っている部分が、壁の膨らみがある部分です。

それぞれに丹波さんから指摘事項として補修をして頂くように、営業さんへ伝えられました。特に心配な窓の傍の壁が膨らんでいる件に関しては、下地を剥がしてみないと原因がわからないとのこと。

建物全体が歪んでいるというわけではないので、考えられる原因としては、柱の固定が甘く柱が動いてしまったか、下地を貼る時に何かがかんでしまって膨らんでいるかのどちらかの可能性があるとのことです。

「ロフトはあそこまで見ないと思って、油断したのかな?」

「なんか、廃材で作った家みたい・・・」

お客様も残念そうに呟いていました。

「もし契約に進まれるならば、原因を確認して頂き、きちんとした補修を条件に交渉することをお勧め致します」

丹波さんが強くお客様に言い、お客様も強く頷いてらっしゃいました。

その後、丹波さんは屋根裏詳細調査へ入りました。



私もほんの少しだけ屋根裏へ入ってみましたが、とても暖かく、そして割と危険地帯であることが判明致しました。入る際には懐中電灯が必須です(暗いので、足を踏み外しかけました)。

屋根裏の様子はこんな感じです。



ピンク色のものが断熱材です。

この断熱材の施工や筋交い、金物や下地ボードなどについて、見える範囲で確認したところ、問題無しとのことでした。

その後1階へ降り、キッチンの床下収納庫から床下詳細調査へと入りました。丹波さんが『床下詳細調査ルック』に着替えて、しゅるしゅると潜って行かれる様子です。







今回の床下は、高さもあったので割と潜り易かったとのことです。しばらくして、床下調査を終えた丹波さんからは、「確認出来る範囲では、大きな問題は無さそうです」との報告がありました。

束や基礎、土台と基礎の間のパッキンもきちんと施工されているとのこと。

「基礎や構造体に関しては、問題無い物件と言えますね」

「2階の施工が荒いのが大きな判断材料ってことですね」

丹波さんの言葉に、お客様がそう唸っておられました。

その後、着替えた丹波さんは外回りの調査に入りました。

:::次回へ続きます:::

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