内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

大阪府大阪市での一級建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :大阪府大阪市 Part6-1

こんにちは、アネストのスタッフ稲久保です。内覧会立会い・同行(一戸建て)サービス(大阪府大阪市港区)に同行いたしましたのでその様子をレポートいたします。

いったいどんな調査をしてくれるのか??不安に思っている方の参考になればと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。

本日の現場担当は田中義之さん(一級建築士)です。田中さんには、主に事務所のある兵庫県を担当して頂いていますが、本日は大阪府大阪市港区まで来て頂きました。また、ご依頼から調査日までに余裕がなかったのですが快く引受けて下さいました。ありがとうございます。

田中さんと私は、調査開始時間の10分程前に現場へ到着しました。まずは、掲げられている「建築基準法による確認済」の表示板を見ながら、

「今回のお客様は注文建築で建てられていると聞いています。これを見て建築主がお客様の名前になっていないのをおかしいと思わないとダメですよ。」

なるほど!!確かにお客様の名前になっておらず、不動産会社になっています。つまり、注文住宅と思って購入したものの、取引上は分譲住宅(建売住宅)の形をとっているわけですね。勉強になります!!

そんな話をしていると、お客様と施工業者さんとが来られました。

まずは、挨拶をして必要書類(設計図書など)について話しをしています。お申し込みから調査日までに余裕がある場合はお客様に事前に必要書類をお送り頂いておりますが、今回はお申し込みから調査日まで余裕がなかった為、事前に詳しい図面などを確認することができず、現場でお願いをしています。業者さんも快く、調査終了時に確認申請書を持って来てくださるとの事です。

まずは、田中さんから「細かいキズなどは、調査の対象外となります」などお客様へ内覧会立会い・同行(一戸建て)サービスの詳細について説明しています。


早速、調査開始です!!

(1) 建物の外周
「境界のポイントが2箇所しか目視で確認が出来ません」
四角の土地なので、当然4箇所確認出来ないといけないのですが・・・。

(2) 3階

  

今回は3階建ての建物ですが、建物内部については、その3階部分から調査開始です!!

3階部分には3部屋あります。1部屋ずつ順番に調査していきます。窓の動作確認、ドアの開閉と建具のチェックから進めていきます。すると、窓の鍵を閉めた状態でガタガタ動きます。

「雨が入ってくるとかはないようですが音が漏れたりする可能性があるかもしれないので、これはすぐに直してもらえる事なので直してもらいましょう!!」

なるほど、普通は動かないものなのですね。少しくらい動くのが普通だと思っていましたが、確かに他の窓は全く動きません。



次に、フローリングを歩いて床の傾きなどのチェックです。隅々まで歩く事で異常があればわかるとの事です。



そして水平器の登場です。これなら私にもお客様にもわかりやすく確認が出来ます。壁も水平器を用いてチェックです。



おっ!!水平器が動いています!!これは床が傾いているという事ですか?!!
「実際は3メートル以上続いて傾いていたら問題がありますが今回はこの部分だけなので問題ないでしょう。」

続いてベランダへ



ここで鏡が登場します。なぜ鏡???
窓のサッシの下など覗き込むところを鏡に映して見ています。

「うん、ちょっと欠けている部分がある。」

ここで業者さん登場です。田中さんと業者さんが何やら話をしています。
雨が入らないように施工されているとの事で問題はない事を確認しました。
しかし、業者さんも補修しますとの事でした。

窓から排水管を確認



「あの灰色の管はトイレから出ている排水管です。屋根の樋からの排水管とくっついている。」

田中さんは兵庫県の方ですが、神戸ではこのような設置の仕方はしないらしいです。地域によっても違うのですね~。でも問題があるわけではないようです。

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