マンションの通信簿の現場レポート

第三者の一級建築士による新築マンションの図面チェック、モデルルーム同行の現場レポートです。

マンションの通信簿の現場レポート :大阪府大阪市 Part5-4


※只今建築中!

モデルルームから歩いて10分ぐらいだったでしょうか。建設予定地到着です!

「ブッブー」

おっと、危ない!!

私が写真を撮ろうとして一歩下がったら、すぐ後ろを車が通ったのです。

という命がけ(?)のレポートですので、皆さんこの後も最後まで読んでくださいね。


※実は見ているだけではありません。

ここはマンションの建設予定地近くです。

マンションの周りの何箇所かで立ち止まって建築士さんがこうお客様におっしゃってました。

「音の問題は感じ方に非常に個人差があるので、ご自身で確認してみて下さい」

先のレポートで、このマンションは幹線道路に近いという話を書きましたが、その続きがこれです。

信号があるところは、信号が変わった時が一番うるさいですよ。その時の音もよ~く聞いてください」

ということで、3人でしばらく聞いていました。

・・・(-_-)ジィー ・・・(-_-)ジィー ・・・(-_-)ジィー 

何回か信号がかわり...

「どうですか?」

とお客様にとお客様に確認する建築士さん。

「これぐらいならば気にならないです」

とお客様。

建築士さん「そうですか、ただし、今日は土曜日ですから交通量は平日より少ないと思います。違う曜日、違う時間帯でも確認してみてくださいね

とのことです。

一言に「音」といっても感じ方は人それぞれですし、音が気になる時間帯などは「いつ家にいるのか」といったその方のライフスタイルにも関係しますので、「音」はご自身でも確認が必須だそうです。

という建築士さんのアドバイスがありましたので、皆様も是非物件の周辺で耳をすまして聞いてみてください。

・・・(-_-)ジィー

どうですか?それは、許容範囲の音ですか?

「後で書きますのでご覧下さい」といっていたもう一つ。

お客様がとても気にしていたことで

"周辺にどんな建物が建つ可能性があるのか?"

についてです。

このマンションの隣地には高さはそれほどでもない病院があり、それ自体は取り壊す予定なのです。

その病院は今度は、マンションの西側に移転、現在建て替え中でした。

そして、取り壊した病院の跡地は売却予定なのだそうです。

ということは、

『病院を取り壊した跡地には、何が建つかわからない』

という状態なのです。

その他、北側にも現在は空き地ではないけれど、今後空き地になる可能性がある建物があるとのことです。

周辺を歩きながら、建築士さんは

「ここは空き地になりそうですね」

とか

「この広さなら、そう高い建物は立ちませんね」

等、いろいろと仰ってました。実際の建物や敷地を見ながらですから、具体的にイメージできてとてもよくわかりました。

建築士さんから最終的には以下のような説明がありました。

「この地域はマンションの他、業務用のビルや店舗、病院なども建てることができる地域です。現在、周辺に空き地はありませんが、病院の跡地や、先ほど見た今後空き地になりそうな場所だと言った所には、このマンションと同規模の高さをもつ建物が計画される可能性はありますよ。将来的に今と同じ周辺の状態が購入後、そのまま維持されるとは思えません

とのことです。

こういったことも、

「知らずに購入した」「知っていたけど購入した」

では大きな違いがあると思います。

隣地にそういった建物が建つ可能性があることを承知の上でも購入する、ということももちろんあると思います。

例えば、

「今すぐということでなければ、数年後に売却予定なので問題なし」

とか、

「環境より利便性を重視しているから問題ない」

等ですかね。

お客様それぞれライフスタイルも違えば、考え方も違います。

マンションの色々な面をチェックしていくこのサービスを、マンションの購入の判断材料に活用して欲しいと思います。


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