住宅あんしん工程検査(住宅検査)の現場レポート

大阪府の新築一戸建ての着工から完成までの検査の現場レポートです

住宅あんしん工程検査の現場レポート :大阪 Part1-3

こんにちは。荒井です。涼しくなってきましたね。
木造3階建て(一戸建て)の現場検査(構造躯体(柱・梁・筋交い等)の検査)に同行してきましたが、その際に、行政の中間検査に遭遇しましたので、簡単にレポートします。

行政の検査といっても、現場に来るのは、委託を受けた会社の方。

私が、現場に着いて5分後ぐらいに来られました。

中間検査の様子を見ていますと、まず、道路と敷地の境界を確認しています。
セットバックのある物件だったので、念入りに確認してます。

※セットバックとは、簡単に言うと、道路が狭いので、敷地の一部を道路として提供することです。

次に、道路と敷地の境界から、建物の位置までの距離を確認。

ここまでが、4~5分。

で、すぐに建物内へ。



棟上げを終えた段階なのですが、1階・2階・3階と上がって行き、周りを見渡して終了。
なんと、この間、約10分!境界などの確認から建物の検査まで、たったの10分!?



それで、合格証をおいて帰られました。チャンチャン!

って、これが役所の検査の現実。
これで何が合格なんだろうね、ホントに。

これで安全なんてとてもじゃないが言えない。

「よく営業マンが、役所が検査してるから安全ですよ。」

なんて言ってるのを聞きますが、とんでもない話。
役所のチェック体制って、何とかならないものですかねぇ。


ちなみに、下記が合格証。

  

余談ですが、この現場は、通気孔で床下の換気を行うようになってます。


これが通気孔です。

最近では、通気孔ではなく、パッキン工法の方が一般化してきています。
パッキンの方がコストが高いというデメリットはありますが、施工し易く、性能面もプラス。
だから、一般化してきているのですね。

でも、今日の現場は、中間検査の時間の短さが一番印象的。
10分ですからねぇ。
でも、5分で終わることもよくあること。

行政の検査には、あまり多くを期待できませんね。

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