一級建築士による中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポートです。
中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポート :兵庫県神戸市 Part7-3
スタッフの高原です。
中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)の現場レポートの続編です。
続いて、2階のトイレへと参ります。
お客様がトイレに入られると、「クラッとする」そうです。
どうやら、床面にベニヤを張っているだけでシートも浮いているようです。
床が柔らかくなっているので、クラッっと感じるのかもしれません。
気になるようでしたらもう1枚床を張ってみると良いでしょう、とのアドバイスです。
1階のトイレでは、床に排水口がありましたが、
排水しないのであればテープや代わりになるもので塞いでおいた方が良いとの事。
排水口は、下からにおいが上がってきますからね。
床の掃除は、水を流さなくても拭き掃除で充分綺麗になります。
1階の和室でも、畳をめくって床下の調査をします。
上半身を入れて、見える範囲の調査となりますが、
床下の土はよく乾いており、白アリもおらず、綺麗な床下との事です。
余談ですが、防蟻は人体には良い影響を及ぼさないそうです。
薬品が身体によくないので、小さいお子様がいらっしゃるならなおの事。
1年に1回でも点検をして、白アリがいないようであれば、
防蟻をしないという考え方もあるとのことでした。
また、畳の防虫シートも、シックハウスの原因になったりすることもあるので
敷かない方が良いとの事です。
防湿シートはOKです。
キッチンの床下もチェックしていきます。
収納庫の上は、歩くとミシミシ・・・。
強度が無く、売主が後付けされたのかもしれません。
収納庫を開け、田中さんは床下に上半身を入れてチェックします。
コンクリートの基礎は綺麗で、土も乾いていました。
しかし、流し台がある下の部分(フローリングの裏)だけ黒くなっていました。
これは、配管の接続が悪かったせいかもしれません。
以上で調査は終了です。
構造的に心配なのは、2階のベランダです。
出来れば、隠れて見えない内部の調査を、そして補強が必要です。
また、玄関先にある外階段は、鉄骨なので錆び止めのペンキを塗られると良いとの事でした。
最後に・・・
今回のレポートを許可して下さいましたお客様と、
担当して下さいました田中さんの写真を撮らせて頂きました!
レポートへのご協力と掲載の承諾を快くお引き受け下さいまして、
有難うございました。
また大変お疲れ様でございました。
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