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新築一戸建て住宅診断(建物診断)の現場レポート


大阪府大阪市の新築一戸建ての建物診断・住宅診断などの現場レポートです


(14)

新築一戸建て住宅診断の現場レポート : 大阪府大阪市 Part4-3


アネストのスタッフの徳永です。新築一戸建て住宅診断(建物診断)の現場レポートの続編です。

2階へ上がり、リビング・ダイニングのチェックに入りました。

床の踏みしめ歩きや水平器による傾きチェックも問題無しです。

ただ、1階では丁寧にコーキング処理されていた巾木の上やサッシの上が、リビング・ダイニング部分では施工されていませんでした。
業者さんに確認すると、仕様ではなく処理忘れだった様ですので、指摘事項に加わりました。

さて、こちらのリビング・ダイニングにはベランダがありました。
調査開始の際に業者さんから「防水の塗り直しをしたので、出られません」と言われていたベランダです。
窓際から鏡を使って立上り部分の防水施工が成されているかを確認したり、手を伸ばして物干し台の動作確認をしたりした限りでは、問題なかったとのこと。

リビング・ダイニングの続きにはキッチンがありました。
広くて使い易そうなキッチンです。
南郷さんが早速レンジフードを動作させたり、吊り戸棚の開閉チェックを始めます。

「この吊り戸棚には、耐震ラッチが付いてない仕様のようです」

改めて業者さんにも確認しましたが、やはり耐震ラッチは仕様で付いていないものだそうです。

「最近は付いていることが多いんですが、耐震ラッチというのは地震なんかで揺れている間はラッチのおかげで扉が開かない様になるんです。もし気になるようでしたら、後付けも出来ると思いますよ」

ご夫婦やお父様も、ラッチについては検討されるご様子でした。

その後は水漏れが無いか、実際に水を流してシンク下の配管の継ぎ目を触り確認します。

「水漏れというのはすぐすぐ症状が出てくるものではないですので、もし購入されたら実際にお住まいになられた際に、しばらく気を付けて見ておいて下さいね」

万が一、何か水漏れなど不具合が発生したら、対応して頂けるはずですと南郷さんが付け加えると、お客様が頷いてらっしゃいました。

「このシャワーホースなんですが、水受けが無いタイプなのかな?」

南郷さんがシンク下を覗きこみながら業者さんに尋ねると、水受けが無いタイプだとの回答でした。
お客様へ南郷さんから説明がありました。

「タイプによって異なりますが、シャワーホースを伝って水がシンク下まで伝っていくことがあります。その水を受ける受け皿があるタイプと、受け皿が無いタイプがあって、こちらは無いのが正解のタイプです。ちなみに受け皿があるタイプの場合、皿に溜まった水は定期的に捨てて下さいね」

後で洗面のシンクも見てみましょう、と言って、南郷さんがタオルでキッチンのシンクの水分を拭き取っていたのが印象的でした。

キッチンから扉を隔てて洗面・脱衣室や浴室などがありましたので、早速チェックです。

「ここは洗濯パンが無いですね」

「洗濯パンが無いとどうなりますか?」

と尋ねるお客様に、南郷さんが回答します。

「もし洗濯機の接続不良やその他なにかの拍子でこの部分から水漏れした場合、パンがあればパン内で水が溢れることになるのですが、パンが無いので直に床部分が水浸しになります」

気を付けて下さいね、と言う南郷さんに、お客様は、

「パンを後付けするのは可能でしょうか?」

と質問されましたが、パンを後付けするのはかなり大掛かりな工事になるとの事でした。

洗面では床鳴りチェックを済ませた後、水を流しながら各所の傾きを確認しました。
水をシンク一杯に溜め、オーバーフローのチェックをして、シンク下の配管の水漏れチェックを行います。

「こっちは水受けがあるタイプですね」

と南郷さんはお客様にもその水受け皿を見てもらいながら、伝えていました。

「そういえば洗面室にタオル掛けがないですね。トイレにはありましたが」

「そういえば、そうですね」

南郷さんの軽い指摘にお客様は、洗面室のタオル掛けを後付けする検討をされていました。

「他にはそうですね・・・、脱衣室も兼ねている洗面室ですが、入り口の引き戸に鍵が無いですね。ご家族だけの使用なら良いのですが、万が一に来客なんかがあった時には、施錠できる方が良いかもしれませんね」

業者さんに訊くと、トイレ以外は各部屋にも鍵が付いていないのは仕様とのことです。

「あと、ここの細い隙間のクロスに触れてみて下さい」

と、南郷さんがお客様に伝え、浴室入り口の傍の目の高さくらいにある細い隙間部分に触れて頂きました。
大人の指が1本入るくらいの隙間です。

「クロスがすこーし浮いているのがわかりますか?」

「何となくわかります」

「残念ながら、その浮きについてはやり直せない部分になるので、指摘としては上げません」

南郷さんが通常のクロス工事のやり方を説明し、ここは今からではやり直しがきかない部分になってしまうので、補修出来ないとのこと。

やはり、何でもかんでも細かいキズや汚れも悪いところは全部指摘する!というわけにはいきません。
南郷さんが調査のはじめにお客様へお伝えしていましたが、指摘して補修することによって大掛かりになってしまったり、よりキズが付いてしまったり、という部分も出てきます。
一般のお客様だと、その判断も難しいものですよね。

「そういう理由なら」

とお客様も納得されていました。

洗面室の続きの浴室に入り、小物棚の傾きを指摘事項に上げた後、浴室の天井点検口を外してチェックしました。
2階天井裏の一部の断熱材が目視確認出来ましたが、特に問題無いとのこと。
お客様にも覗いて頂きました。

その後、2階の洋室や2階のトイレをチェックしましたが、それぞれ特に大きな問題も無く、南郷さんが、

「ここまで見させて頂いた限りでは、全体的に仕上げは悪くないですね」

と、お客様にお伝えしていました。

お客様は少し安心され、購入を前向きに考えられた様です。

+++次回へ続きます+++

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