内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

大阪府大阪市での一級建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :大阪府大阪市 Part7-1

アネストのスタッフの徳永です。久々の現場レポートに行って参りました。
今回は、内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポートです。

担当して下さった建築士は南郷才彦(1級建築士)さんです。





南郷さんは建築士であり、アネストテニス部(笑)のキャプテンでもあり、そしてシンガーソングライターでもあります。様々な分野で活躍されておられ、そしてそのひとつひとつにこだわりを持っておられる建築士さんです。どうぞ宜しくお願い致します!

さて、今回お客様との待ち合わせは現地でしたので、こちらのブログに掲載している通り、私はちんちん電車に乗って現地へ向かいました。

駅から現地までは少し離れていますので迷ってはいけないと早めに現地に向かったのですが、現地には既に南郷さん始め、施工業者さんや設計者さんなどが6・7人ほどいらっしゃいました・・・(割と大人数でした)。

今回は売建物件ということで、色々とお客様のご希望が盛り込まれた建物です。カーポートの柵がリモコン式の自動作動だったので、南郷さん自らが操作したり、その横の手動の門の開閉や玄関の門扉の開閉の動作確認をし、不具合が無いか確かめていきます。

「ここは戸当たりが欲しいところですねぇ」

と手動の門を動かしながら、南郷さん。
その門を押し開けると、隣地の所有物であるブロックの擁壁を傷つけてしまう様になっていました。





「あ、そこは地面に戸当たりを設置する予定になっています」

「それならOKですね」

施工業者さんの言葉にうなずき、南郷さんはカーポートへ入ります。
カーポートの基礎と外壁サイディングの境目にあたる水切り金物の裏に、南郷さんは鏡を当てていきます。





「ベニヤがところどころ見えてますねぇ・・・。水が掛かった時に腐っちゃいませんかね?」

南郷さんの言葉に、施工業者さんが一緒にその鏡を覗き込みました。

「そこは通気の問題で、テープを貼って閉じてしまうわけにはいかないんですよ」

「そうですね。基礎パッキンからの通気を確保しておられるので、防水紙を巻き込むと通気出来ないのはわかるのですが、お客様が将来的にカーポートで洗車されたりして水を使用されると、やはり水はねなんかがあるわけです。それがこの木部に掛かって晴れた日に腐ってしまうと問題です」

「そうですけど・・・・・・シールがダメなので、あとは・・・・・・」

「例えば、防水塗料を小口に塗るという方法ではどうでしょう?」

南郷さんからの提案に、業者さんが「それなら対応できます」と回答。
こういった専門的な話も、一般のお客様からだとどうしても難しいと思います。

+++次回へ続きます+++

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